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これほど“距離”を憎む事はそうそうないだろうと思う。こんなに僕好みの展示会なのに、見る事も聴く事もできないなんて…!!! どこでもドアを、誰か開発してください。。 というのも、この「ゼラチンシルバーセッション」なる展示会。 今でこそデジタル写真が支流になり、カメラメーカーもフィルムカメラから次々と撤退している最中、フィルム写真の味わいや奥深さ、独特の風合いなど、手間や繊細な技術を必要とする銀塩写真の楽しさを広く知ってもらおうとするプロジェクトなのです。 日本を代表する写真家が、自ら撮影したネガを交換し合い、それぞれの感性でプリンティング(現像)していくというもの。 その参加する写真家4人。ヤバいです。 藤井保(ふじい・たもつ)FUJII TAMOTSU 広川泰士(ひろかわ・たいし)TAISHI HIROKAWA 瀧本幹也(たきもと・みきや)TAKIMOTO MIKIYA 平間至(ひらま・いたる)HIRAMA ITARU 12月号のAXISにこの展示会が紹介されていましたが、4人が一緒にプリンティング作業しているものや、富士フィルムの工場で熱心に見学しているものなど。 年代の異なる写真家のセッションという、魅力溢れる内容なのです。 こんなにワクワクする展示会はめったにないと思うのですが、 何故、これだけ有名な写真家たちがわざわざ銀塩写真に的を絞り、ワークショップを開いてまで写真プリントを紹介しようとしているのか。 それは「銀塩写真の文化を残せるか」という、現場の写真家が抱く危機感なのです。 銀塩カメラを撮られる方ならよくお分かりだと思いますが、フィルムだと撮って現像するまでどう写ったか分からない、フィルムも感光したり色褪せたり。 でもそれが魅力以外の何物でもない。自分で狙ったものや、カメラに任せたものなど、偶然に任せた思わぬ奇跡にも出会えます。 僕は自分で現像はできませんが、シャッターを押す事以上に、自分らしさが出てくるものだと思うのです。確かに撮ってすぐ見れるデジタルは便利だし何よりレスポンスが早い。 でも、自分が迷ったり悩んだりしながら苦労して得た喜びは忘れられないですよね。 この展示会はそんな写真家の願いが詰まったものだと思います。 そして先日、クルックにてこの展示会の作品が数量限定で販売されました! 迷わずソッコー電話して即ゲット★ しかも4人のサインつき!(笑) ミーハーと言われようがかまいません!4人の作品の味を味わえるのなら!!! 4人の特色がよくわかる白地の器を写した作品を並べて飾っております。 しかもけっこうたくさん作品が収められていてとても楽しめます。 とってもいい買い物ができました(笑
by aghome
| 2006-11-27 01:13
| デザイン
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lover
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